笛田博昭《Tenor》
名古屋芸術大学音楽学部声楽科首席卒業。同大学院修了。第37回イタリア声楽コンコルソ・イタリア大使杯受賞。
第9回マダム・バタフライ世界コンクール及び第50回日伊声楽コンコルソ第1位。 第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
2012年フェッラーラ国際コンクール第1位、その際にフェッラーラ歌劇場にて『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ役でイタリアデビューを果たす。日中国交正常化35周年記念・第9回上海国際芸術祭公演『蝶々夫人』や『椿姫』『トスカ』『マクベス』『ドン・カルロ』『運命の力』など各地で多数のオペラに出演。NHK-FM『名曲リサイタル』、K-BALLET COMPANY、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団(ジョナサン・ノット指揮)『第九』やヴェルディ、モーツァルト『レクイエム』においてソリスト出演。また国内外問わずソリストとしても活躍し、イタリア・ヴァチカン国際音楽祭に参加し枢機卿の音楽ミサで演奏、各種コンサートに出演。 日生劇場・藤原歌劇団共同制作公演 『ノルマ』では、世界的ディーヴァのマリエッラ・デヴィーアの相手役、 ポッリオーネ役を演じ絶大な好評を得た。
2023年の三河市民オペラ公演、ジョルダーノ作曲《アンドレア・シェニエ》ではタイトルロールを歌い、磨き抜かれた圧倒的な歌唱が記憶に新しい。
そして2023年6月のパレルモ・マッシモ歌劇場引っ越し公演では、急遽代役として《ラ・ボエーム》のロドルフォ役を二日間連続で歌い、鳴り止まぬ大喝采を浴びた。
イタリアの輝きをもつ豊かでドラマティックな声と、日本人離れしたスタイリッシュな歌唱フォームは比類なく、日本屈指のプリモテノールとしての地位は揺るぎない。
2017 年よりNHK ニューイヤーオペラコンサートに出演。NHK クラシック音楽サイト「ららら♪クラブ」のファン投票 “あなたの好きな日本人オペラ歌手”第一位を獲得。
藤原歌劇団団員。新潟県湯沢町特別観光大使。